モニターとプリンターの色会わせ
 Non-ProfessionalなGraphicユーザーのための色合わせ術
 最近は、カラープリンターが当たり前になりました。葉書等を印刷するための安価な昇華型プリンター等もよく見かける様になりましたがやはり主力は「インクジェット」のプリンターです。
 ある程度の上位機種ではインクの量の調整がC,M,Y,Kごとにできますが(ドライバーの関係?)そうでない機種も多く、ユーザーの皆さんが最も苦労されるのが、
「モニターの色とちが〜う!」「くすんでるぅ」というところではないでしょうか。
 
プロの人達もこの部分には苦労し、色合わせのために多額のお金をかけているところです。しかし、出力センターや印刷に回すのでなく自分のところで完結してしまうのであればある程度色合わせをする事は可能です。(そんな人はいないでしょうがプロの方は決してここに挙げる事をしないでください。後で泣きます)

1.なぜプリントは沈みくすんだ色になるの?
 それはね、プリントがくすんでいるのぢゃあなくってモニターが明るすぎんだよ・・・(お前はじじぃか)多くの人はモニターを明るくしすぎています。店では発色良くきれいに見せるために目一杯明るくしているところもありますがだまされてはいけません。(なんか文体が変わってきた・・・)

2.じゃあどうするの?
 
という訳でモニターにプリントを合わせるのではなく、プリントにモニターを合わせてしまいましょう。「輝度」「コントラスト」の調整のできるタイプのモニターをお使いなら黒がつぶれない程度に「輝度」を下げ、白浮きしない程度に「コントラスト」を調整しましょう。明るさを押さえたモニターを見慣れると人の所で明るいモニターを見た時あまりのまぶしさに目が眩みそうになります。(きっと目にもいいんじゃないかなぁ)

3.まだ色が合わないんだけど・・・
 そこで、「ガンマ」調整をします。Photoshopに付属のガンマコントロールパネルを使って、出力した物とモニターの色を比べてモニターをプリントに近づけていきます。

Photoshop用
Illustrator用
 上の絵の左は僕が使っている「Photoshop」用の、右は「Illustrator」用のチャートです。この他に写真のようにたくさんの色が含まれている物も使っています。
基本的には「白」の点を紙に合わせて多少黄味がからせる事、「カラー」の調整でR,G,Bを少しづつ動かして全体のバランスを取る事です。なかなか根気のいる作業ですがぜひ挑戦してみて下さい。きっと今までより満足のいく出力結果が得られると思います。
         
Link&TipsのINDEXに戻る