Illustratorに限らず、どんなアプリケーションでも他人の作ったファイルを手直しするというのはなかなか厄介で面倒なものです。それぞれに微妙なくせやプロセスの違いがありますから。
特に、あまりレイヤーを使わない人のファイルは見ただけでうんざりしてしまいます。その中でもオブジェクトと文字のレイヤーを分けていないファイルの直しは、とりわけ面倒くさいものです。そこで、ここではそんなファイルから文字だけを一瞬で（実際には数手順かかりますが）選び出す方法をご紹介しましょう。
手順は以下の通りです。
1.すべてのオブジェクトのロックを解除します。（cmd+2）
2.フィルターメニューの「選択」から「未選択オブジェクトの選択」を選びます。
3.選ばれたオブジェクトをロックするか（cmd+1）、別のレイヤーに移してレイヤーをロックします。
この状態で、選ばれるものは文字だけになっています。
ただし、ここで気をつけなければならないのは、3.で文字以外のオブジェクトを別レイヤーに移した時に文字とオブジェクトの前後関係が狂ってしまうことがあるということです。その問題さえ解決できれば文字はオブジェクトと別のレイヤーになっていた方が後々作業がやりやすくなるでしょう。
それにしても、この「未選択オブジェクトの選択」がvar.7以降無くなってしまったのは残念です。 |
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